今ブルゴーニュ飲むなら・・・、クレール・オプスキュール
こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。
ピノ・ノワールといえばやはりブルゴーニュ。価格の高騰が懸念されていますが、やはり美味しいブルピノが飲みたくなります。そこで注目したいのがマランジュという1989年にAOC認定された比較的新しい区画です。グランクリュこそないものの、良質なワインが生まれるとして多くのクリュが高評価を受けています。
本日はそんなマランジュのワインをご紹介します。
「DOMAINE DU CLAIR-OBSCUR MARANGES LES AUBUZES 2016」
優良な生産者を探し出すのが困難なブルゴーニュで、期待の彗星が登場した。
オーナー醸造家のピエール・クレールは、ムルソーのジャック・プリウールでのぶどう栽培の経験を買われ、ヴォルネイにある古典的ドメーヌ、ド・モンティーユの栽培長を永年に渡り務めている実力者だ。モンティーユと云えば、映画『モンドヴィーノ』でも主役級で登場し、伝統を重んじ自然な手法にてワインを造りだしているとても存在感のある造り手である。
クレールは長年温めてきた自分のワインを造るという夢を、2006年やっとスタートすることができた。お祖父さんが所有していた樹齢の古い畑を受継ぐことが出来たのだ。 アリゴテの畑は僅か10畝であるが、樹齢50年と古い理想的な畑だった。 彼に言わせると、アリゴテは50年前にはシャルドネと同等に栽培されており、大事にされていたという。シャルドネが植わる”ミステール”の畑は、僅か4畝のみ。ピノノワールは、お祖父さんが1982年に植えた畑だ。
ブルゴーニュでは80%の生産者は決められた時期に決められた量の農薬や薬剤を散布しているが、ぶどうの状態と天気をよく観察すれば、例えボルドー液でも大幅に使用量を抑えられるという。
当然ながらピエールは、自然を尊重し、ビオ、ビオディナミにてテロワールを最大限生かした栽培を行う。醸造に於いても醸造用物質(酸、酵母、酵素etc)は使用せず、テロワールとヴィンテージを最大限表現するワインを消費者に味わってもらえるよう、最大限の努力を惜しみなく注いでいる。これからの動向に、ご注目頂きたい生産者だ。
マランジュの畑は’15末から賃借始めた。粘土質土壌に植わる南向き樹齢30年のぶどうを全房で10日間醸し、古樽で12か月熟成。SO2は瓶詰め時に20mg/L添加のみ。道路に近いこの区画はより開いた味わいとなる。 オレンジ掛かったより明るいルビー色。サクランボ、オレンジ、プラムなどの赤果実にやはり乳酸的なニュアンスを感じ、前者のキュヴェに比べより開いている印象。味わいはより軽やかで陽気、オレンジ風味のプリンなど明るい風味が口中に広がる。
(輸入元資料より)
Liquor Stand Sai
住所:東京都世田谷区中町5-32-2 1F
電話番号:03-6432-2293
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