月と蜂が踊るエチケット、カステッロ・ディ・タッサローロ

query_builder 2022/12/12
テイスティングナチュラルワイン角打ち
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こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。


本日は北イタリア・ピエモンテ州を代表する白ワインであるがヴィを造る、中世以前から続く名家のワインをご紹介します。


「Gavi Il Castello D.O.C.G. 2021」 ¥3,520


ピエモンテ州は赤ワインばかりではない。魚や野菜料理の強い味方ガヴィを忘れてはいけない。
カステッロ・ディ・タッサローロはガヴィの優良生産者の一人。オーナーのスピノーラ家は貴族で、その歴史は10世紀までさかのぼる。14世紀から渓谷にそびえるカステッロ(城)を基盤にしている。
中世から政治・経済を司った名家だが、現在は、元映画監督の先代ラオロの後を継いだマッシミリアーナ夫妻が、ビオディナミ農法に転換。模範的な生産者として、尊敬と注目を広く集めている。2008年に有機認証を取得した。農作業は、ビオディナミのカレンダーに従って行われる。
17ヘクタールの畑はカステッロに隣接して、鉄分の豊富な粘土質土壌が広がっている。メインはもちろんコルテーゼから造られるガヴィ。青リンゴなど柑橘系の香り、硬質なミネラル感、しっかりとした酸のクリーンな味わい。多くの評論家から、高い評価を受けている。イル・カステッロとアルボリーナは、樽発酵と熟成を導入したフルボディのワイン。
明確なテロワールの個性を示している。
亜硫酸無添加のワインも手掛けており、保守的な産地にあって、その意欲的な試みが注目を集めている。
ヴィーニ・ディタリアは、カステッロの将来に期待をかけている。「スピノーラ家のワインは頻繁に私たちの最終試飲に残っているので、トレ・ビッキエーリを獲得する日も遠くないと確信している」と。

魅惑的で濃厚なアロマが香る上質で複雑な味わいのガヴィ。果実がよく熟れるのを待ってから遅摘みし、低温で長時間かけて自 然発酵させるため、恰幅の良いストラクチャーのしっかりとした白ワインに仕上がります。ワイナリーで最も古い丘陵地帯に広がる 複数の畑から収穫しています。栽培~瓶詰まで 100%ハンドメイドのビオワインです。

(輸入元資料より)


長きに政治や経済に関わってきた名家とのことで、あのコロンブスの新大陸発見の旅にも出資していたとのこと。現在は有機栽培でナチュラルなガヴィを生産し各方面から高い評価を受けています。

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Liquor Stand Sai

住所:東京都世田谷区中町5-32-2 1F

電話番号:03-6432-2293

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