北ローヌ地方のクレマン、ジャイアンス

query_builder 2022/11/29
テイスティングナチュラルワイン角打ち
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こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。


フランスのスパークリングワインといえばシャンパーニュですが、同じように瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインをクレマンと称しています。造られる各地域の名前で呼ばれるクレマン、本日はCremant de die(クレマン・ド・ディー)をご紹介します。


「Jaillance Cremant de die Brut grande cuvee Icone」 ¥3,228


この地域のスパークリングワインの醸造方法は、遠い昔、ガリア人の羊飼いが偶然見つけたと、今に伝えられている。ある日、羊飼いは、かめに注いだワインを、ドローム川で冷やしていが、かめを川から引き上げ忘れ、ワインはそのまま川の中で冬を越すことになった。春になり、かめの中では発酵が進み、それがスパークリングワインとなったいたようだ。それから、ガリアの人々は、冬の間ワイン瓶を川に浸し、春になると引き上げるようになった。古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウム・セクンドゥス(西暦23〜79年)の『博物誌』の中で初めて、この偶然の産物であるワインが書物に登場する。 ディーのワイン醸造販売共同組合は設立以降、地域のワイン生産において重要な役割を担っている。時代を遡ると、1885年に発生した害虫ブドウネアブラムシの被害や、都市への人口移動によって、フランスワイン業界は打撃を受けてきた。ディーも例外ではなく、多くの人がこの地を去っていった。しかし、白ブドウ品種クレレットはこの逆境を生き抜き、ワイナリーに発展をもたらしたのである。1910年にAOCの前身であるAOを、1942年にはAOCを取得。 そして、1950年、アンリ・ボネは組合を立ち上げ、ディーのワインの発展に新たな1ページを加えたのである。

アンリ・ボネが中心となり、1950年に組合が誕生。ワイン生産量を増やしていくことに賛同した醸造家が集まった。長い間、組合とそのワインを知る人は少なかったが、転期は2001年、組合名を「ジャイアンス」に改名、販売活動を広げることで、多くの人がこの地のワインを知ることになる。現在ではフランス国内でシャンパーニュに次いで選ばれているスパークリングワインへと成長。先見の明を持つジャイアンスは、今も革新し続けている。


きめ細やかな泡、フレッシュでエレガント、バニラのニュアンスや白いフルーツ、フローラルの香り。レモンのようなフレッシュ感、バランスの取れた味わいはエレガンスさを感じる。

(輸入元資料より)


フランスの北ローヌに位置するディーではこのようなクレマンの他にClairette de die(クレレット・ド・ディー)という低アルコールの甘口微発泡ワインが造られています。この地域のワインはなかなか日本のワインショップでも扱っているところは多くはないので、みつけた際には購入することをおススメします!

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Liquor Stand Sai

住所:東京都世田谷区中町5-32-2 1F

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