人気のクラシックバローロ、スキアヴェンツァ
こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。
本日ご紹介するのは、イタリア・ピエモンテ州で造られる「ワインの王」と呼ばれるバローロで常に高評価を受け続けている造り手のワインです。
「SCHIAVENZA BAROLO DEL COMUNE DI SERRALUNGA D'ALBA 2017」 ¥7,216
ピエモンテのセッラルンガ・ダルバにカンティーナと畑を所有し、1956年に現オーナーであるルチアーノ・ピラ氏の義父が創立したワイナリーです。合計8haの畑を所有し、そこでネッビオーロ、ドルチェット、バルベラを栽培しております。発酵には代々受け継がれてきたセメント・タンクを使い、熟成前には必ず6ヶ月間タンクで休ませてから大樽にて熟成を行います。その為、他の生産者よりもリリース時期が半年遅くなってしまいコンクールやガイド誌へのサンプル提出が難しく、あまりメディアへの露出は多くありません。そんな評価誌のポイントよりも古くからの伝統と味を頑なに守り続ける事のほうが大事だというのがルチアーノ・ピラ氏の考えです。しかしその品質の高さはヴェロネッリ誌のテイスター“ダニエル・トマセス”は見逃しませんでした。ダニエル・トマセスはピエモンテに訪れた際に必ずスキアヴェンツァに立ち寄ります。そして2006年度版のヴェロネッリ誌に初掲載。バローロ・リゼルヴァが初登場で、なんと97/100点を獲得! 更に年間のBest20に値するIlSole(イル・ソーレ)を獲得! 一気に世間の注目を浴びるバローロ生産者となりました。また以前からアラン・デュカスにもその品質を認められておりグループ・アラン・デュカスのソムリエの最高責任者ジェラール・マルジオンが、毎年部下を引き連れフランスから、わざわざ足を運んで買い付けに来るほどです。
セッラルンガ・ダルバのスキアヴェンツァが所有する畑のあるクリュは、北からチェレッタ、プラポ、ブローリオと並びます。スキアヴェンツァがチェレッタに所有する畑は、広いエリアの中でも斜面上部、標高390mの丘(Bricco)の部分に位置します。2009年の法改正でチェレッタとブリッコ・チェレッタはひとまとめになってしまいましたが、ルチアーノ・ピラいわく、他のチェレッタとは全く違う土壌とのこと。この位置に畑を所有するのはスキアヴェンツァとエリオ・アルターレのみ。標高が一番高い分、昼夜の寒暖差が大きく、セッラルンガ・ダルバらしい力強さと共に、綺麗な酸も感じられます。プラポーの畑は鉄分を多く含みストラクチャーのしっかりとしたバローロが生み出されます。熟成を重ねれば重ねる程、タールのニュアンスが出てきます。ブローリオは小丘の上にあり日照量が多い分、温かみがあり香りにミネラル感がよく感じられるワインが出来ます。このクリュから生み出されるバローロにはフィネスが感じられます。
(輸入元資料より)
バローロといっても造り手や畑によって様々な味わい・価格のワインが造られています。そのなかでもこのセッラルンガ・ダルバは最も厳格で長期熟成のポテンシャルが高いバローロを生む村。スパイス、カカオの香りで、ミネラル感が溢れる凝縮感のあるバローロを生み出すと言われています。著名な生産者がここに畑を持っていることからもポテンシャルの高さが伺えます。
なかなか手が出しにくい価格帯ではありますが、何かの記念日などで飲んでみたいワインですね。
それではまた。
Liquor Stand Sai
住所:東京都世田谷区中町5-32-2 1F
電話番号:03-6432-2293
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