スーパートスカーナの名門、カステッロ・ディ・ボルゲリ

query_builder 2022/10/13
テイスティング量り売りナチュラルワイン角打ち
DSC_0696

こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。


本日は数々の名だたるワインを輩出しているトスカーナ州ボルゲリ地区にて、あのオルネライアなどに葡萄を提供し、スーパートスカーナの象徴ともいえる畑を持つ名門をご紹介します。


「CASTELLO DI BOLGHERI VARVARA 2019」 ¥4,510


数々のスーパートスカーナを世に輩出したトスカーナ州ボルゲリ地区。その地の領主の象徴であるボルゲリ城(カステッロ・ディ・ボルゲリ)を相続したアルベルト・デッラ・ゲラルデスカ直系の子孫であるフェデリコ・ジレリによって造られ始められたワインです。サッシカイアで知られるサン・グイドのオーナー、ニコロ・インチーザ・デッラ・ロッケッタやオルネライアを世に送り出したロドヴィコ・アンティノリの両貴族から見ると本家にあたります。葡萄栽培の歴史は古く、1700年半ばに城の修復と共にこの葡萄園が誕生しました。この葡萄園は今も城を囲む形で位置しています。当初は自社でのワイン造りは行わず、収穫した葡萄は「親戚であるサン・グイドやオルネライアに譲る」という高品質な葡萄を生産しており、2001年から良年のみワイン造りをスタートしました。そして現在も所有する約50haの畑の内、最上の葡萄のみがカステッロ・ディ・ボルゲリに使われ収穫された葡萄の10haはオルネライアへ、15haはサン・グイドへと販売されております。

◎カステロ・ディ・ボルゲリ畑の特徴
畑の斜面は南西向き。海を正面に臨み海風に恵まれています。タンニンは上品で柔らかく、綺麗な酸を備えたワインが出来上がる絶好のロケーションです。土壌は約3割が粘土、他は砂質や石灰質、泥質が入り交じった土壌。カステッロ・ディ・ボルゲリの畑で一番の特徴がこの粘土。ボルゲリの北部は白い粘土質で、南に行くにつれ赤い粘土質になっていきます。南の赤い粘土質で作った葡萄は少し苦味があり、野性味のある葡萄ができるそうです。カステッロ・ディ・ボルゲリの土壌は中間の茶色の粘土質。タンニンをしっかりと含んでいるが、柔らかみのある味わいの葡萄ができる一番良いエリアです。また、日光で表面の粘土が乾き、地中の水分を保つ膜の役割をします。これも、海に近いエリアになると砂質の土壌が多くなり保水力が保てなくなるので、この場所がボルゲリの畑で一番良いテロワールだと言います。事実、カステッロ・ディ・ボルゲリの畑は、サン・グイド、オルネライアなどボルゲリのトップ生産者が密集する一帯に位置します。新芽が等間隔に保たれるというメリットからすべてコルドンで仕立てています。1本の樹あたり新芽を5-6個、実が16房になるようコントロール。6月に房をセレクトし半分の8房まで間引きします。8月に葡萄をテイスティングし、各品種ごとに収穫時期を決定します。収穫はもちろん全て手摘み。収穫時期は人員を総動員し迅速にワイナリーへ運び込むことを心がけています。

“ヴァルヴァラ”とはオーナーの祖母の名前を冠した、2005ヴィンテージよりリリースされたセカンド・ワインです。セカンドとは言え葡萄は厳しく選別された房のみを使いクリーンな味わいの上、今からでも柔らかくフレッシュ。フルーティーかつバランスが良く、アロマティックなワインに仕上がっております。
(輸入元資料より)


今やだれもが知るところとなったボルゲリで最上の葡萄を造っていますが、このヴァルヴァラは比較的手の届きやすい価格帯となっています。

すぐに開けて飲んでも十分楽しめますが、やはり数年熟成させてみたいワインですね。


それではまた。

----------------------------------------------------------------------

Liquor Stand Sai

住所:東京都世田谷区中町5-32-2 1F

電話番号:03-6432-2293

----------------------------------------------------------------------