理想を追求した自然なワイン、カーサ・カテリーナ | 東京でワインショップをお探しの方にスタッフより耳寄りなメッセージを更新

こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。

本日はご紹介するのは、イタリアのスパークリングワインといえばフランチャコルタですが、そのフランチャコルタを名乗らずに自身の哲学を追求する素晴らしい生産者です。

「BRUT NATURE CUVEE 36 NV」　¥8,360

フランチャコルタエリアの東側、モンティチェッリ・ブルッサーティに位置する生産者。エミリオとアウレリオ・デル・ブオノ兄弟が運営しております。カーサ・カテリーナの畑は小高い丘に点在し、石灰や凝灰岩、粘土石灰が混じるミネラル分豊富な土壌です。

1983年より瓶詰めを開始しますが、方向性の違いにより2005年にフランチャコルタ協会から脱退。以降規定にとらわれず、自身の目指すワイン造りを進めております。

ジャック・セロスや、その愛弟子ジェローム・プレヴォーの造るシャンパーニュに傾倒し、彼らのようにビオロジックでの栽培や野生酵母のみでの発酵、ノンドサージュでの造りを基本とし、また醸造時のSO2や、ティラージュ時のショ糖など、葡萄由来以外の原料は一切使用しません。

光沢のあるイエローゴールドの外観。レモンやグレープフルーツ、日向夏などの柑橘系果実の香り、水飴、トーストなどのニュアンスも。透き通ったシャープな酸味と硬質なミネラルが広がり、心地よい泡とともに葡萄の優しい旨味が舌いっぱいに感じられます。

（輸入元資料より）

彼らが意識しているのはフランチャコルタではなくシャンパーニュ。自然派の生産者たちのように一切の添加物を入れずに造っています。その評価は高く、評論誌で世界のTOP20にも選ばれたほど。

通常のフルートグラスではなく、大ぶりのグラスでやや高めの温度で飲むことが推奨されています。むしろ泡が抜けたほうがすべてのポテンシャルが見えてくるとのこと。様々な表情を感じながら楽しみたいですね。

それではまた。