ビール大国ベルギーでワイン?ライスターネスト

query_builder 2022/09/19
テイスティング量り売りナチュラルワイン角打ち
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こんにちは世田谷区中町の「Liquor Stand Sai」です。


本日は、ビールのイメージが強すぎてしまっているベルギーでワインを造る自然派の生産者さんをご紹介します。


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危機に瀕したベルギーのブドウ栽培の復活をほぼ一人でになっていると言っても過言ではないベルギー唯一の自然派ワイン生産者。2012年にドメーヌ・ライスターネストを創設したセルファース・ブロキール氏は、パーマカルチャーと農業生態学の優れた習熟度に支えられ、環境を改善することにより品質を管理し、動物や野菜の生産を増やしながら農業生産を実現できる農業活動を目指してきました。

自身のブドウ畑での活動の他に、オーストリアのザルツブルグ近郊のパーマカルチャー専門家であるSepp Holzerや、フランスのLe Havre近郊のBec-Hellouin農場でも活動を行い、有名なドキュメンタリー映画「Tomorrow」にも登場しています。また彼の農業は、LydiaとClaude Bourguignon、Konrad Schreiber、LucienSéguyらのもので経験を積んだことにインスパイアされています。

畑での作業は、アグロフォレストリー(樹木を植栽し、樹間で家畜・農作物を飼育・栽培する農林業)とパーマカルチャー(パーマネント(permanent)とアグリカルチャー(agriculture)を組み合わせ「永続する農業」)を採用。

ブドウは、手摘み収穫後、部分的に破砕し、HDPE槽(高密度ポリエチレン槽)に直接入れられアルゴンガスで満たします。野生酵母で発酵。スターターやSO2は一切加えない。アルコール発酵の終わりにマストを真空プレス、ワインはそのままアルコール発酵を続け、その後にマロラクティク発酵、HDPE槽で1年間熟成させます。HDPEは木樽と同じ酸化をワインにもたらしますが、樽のテイストをワインに付けないという効果があります。

美しいタンニン、しなやかで飲みやすい赤。

(輸入元資料より)


ビールの多様性がすごすぎて全くワインの印象がないベルギーですが、ワインの生産もしています。ただし国土が四国程と広くはないためブドウ栽培はそれほど多くはありません。その数少ない生産者のうちのひとつがドメーヌ・ライスターネストです。以前は他の生産者のワインも日本に輸入されていましたが、現在ではこちらだけではないでしょうか?

存在することすら知られていないベルギーのワイン、試してみませんか?


それではまた。

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Liquor Stand Sai

住所:東京都世田谷区中町5-32-2 1F

電話番号:03-6432-2293

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