「マメったワイン、どうなる？」 | 東京でワインショップをお探しの方にスタッフより耳寄りなメッセージを更新

こんにちは、「Liquor Stand Sai」です。

本日はナチュラルワイン特有の劣化についてのお話です。

まだ科学的な根拠などが解明されていない「マメる」と言われる状態、酸化防止剤が少ないワインに起こりがちなオフフレーバーで、まさに枝豆のようなフレーバーに支配されてしまうことをこう呼んでいます。

以前、テイスティングで抜栓したワインがマメってしまいました。

「これがマメってるワインですよー」なんてお客様にお出ししたりしてたら、量もだいぶ少なくなって冷蔵庫の奥に放置してました。 それから一ヶ月後くらいに試しにテイスティングしてみたら、マメ感がなくなってるんです。

ワイン自体の味わいもなくなっていたのですが、

「ひょっとしてマメって消えるの？」

という疑問が。

飲食でやっているときは、健全な同じワインを混ぜて一時的に消してみたりしたことはありましたが、まさか時間の経過で消えるの？ひょっとして大発見では？ なんて思って試してみました。

そのワインは抜栓一週間後くらい半量程度のところでマメ発生。その後二日くらいで支配的になりさらに一週間程の昨日はほんのり感じる程度、今日はほぼ消えてました。ワインも普通に楽しめる状態でした。

おそらく個体差がかなりありそうですが、マメが消えるのなら「待つ」という選択肢ができるのでおもしろいかなー、なんてことも思ったり。

まだまだ検証の余地はあることと思いますので、

今後もやっていきたいと思っています。

それではまた！